自学の心得・始

自学の心得前回は「青稲塾そこ知り英文法」シリーズの10記事め(動名詞と不定詞の違い)を上げましたが、ここで勉強法解説「自学の心得」シリーズのリライトに移ります。さて、今日から8月。夏休みが始まり早二週間。人によって多少異なりますが、新学期突入まで残りあとひと月といったところでしょうか。一人で勉強することも多々あると思いますが、「この時間を有意義に使いこなせるかどうかがここから先の分水嶺」という方も多いのではないかと思います。塾・学校等の夏期講習に参加している人もいるでしょうが、しっかりと自学自習を含めやり切れれば、大きく成長するのに余りある期間です。効率よく学ぶために必要なことを知り、今後の学習に役立てましょう!
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目標を叶えるために

このページを見ている以上、あなたには勉強面において何らかの目標があるのだと思います。(「定期試験で良い点取りたい」とか、「英検に受かりたい」とか、多分一番多いのは「志望校に受かりたい」とかでしょうか?)それでは、その目標をクリアするために満たすべき、必要な条件はなんでしょうか?もちろん、それに足る実力をつけることですよね。「実力もないのに神頼み」では望みが叶うべくもありません。
ところで、試験当日の実力って、どのような要因によって決まるのでしょう。考えたことはありますか?それは現在の実力と今後の伸びしろの和で表され、そして伸びしろは学習能力と時間の積で決まります。当たり前の話ですが、現在の実力が高く・学習時間も豊富で・より学習能力に優れた人。こういう人物像に近ければ近いほど、目標達成の可能性は高まるわけです。ですが、現在の実力を今この瞬間に急上昇させることは不可能ですし、残り時間も今以上に増やすことは出来ません・・・。(24時間を20時間使うことは出来ても、25時間として使うことはできませんよね)しかし、学習能力だけは違います!!!これはこの中で唯一、努力次第で変えることができるものなのです。「生まれつき」「地頭」という言葉で、逃げるのは止めましょう。これは、適切なやり方を取れば変えていけるたぐいの能力です。青稲塾では、学習能力を段取り力・習熟力・定着力の3つからなると定義しています。

  • 試験当日の実力=現在の実力+伸びしろ
  • 伸びしろ=時間×学習能力
  • 学習能力=段取り力+習熟力+定着力
  • 試験当日の実力=現在の実力+時間×(段取り力+習熟力+定着力)

つまり、試験日までに最大限実力を高めたければ、段取り力・習熟力・定着力を効率よく向上させる手法を学ぶことが重要なわけです。そして、「自学の心得」とはその方法論を体系的にまとめたアドバイス集なのです。

自学の心得とは?

自学の心得を端的に表現すれば、「全教科対応、効率よく実力を向上させるために覚えておきたいことまとめ」ということになります。それは上で話したように、具体的には段取り力・習熟力・定着力向上のための方策集ということであり、ここで、段取り力とは現時点から試験当日までのスケジューリング能力のこと。習熟力とは段取りに則り実際に学習し、知識を身に付けてゆく力のこと。定着力とは一度身に付けた知識を長期保持する力のことです。

  • 段取り力 = スケジューリング能力
  • 習熟力 = 知識獲得能力
  • 定着力 = 知識保持能力

各能力を向上させるには明確な方法があります。段取り力向上のためには分析・計画・調整を、習熟力は選別・理解・再現を、定着力は集中・復習・睡眠を実行適正化することです。次回からはその方法を順を追って深く詳しく説明してゆこうと思います。