小学生の指導プラン

この年代の特徴は個人差が大きいこと。だからこそ、その子の人生を長期的に考えた指導を行うことが大切。今この瞬間がゴールではない。目標は10年後をどう最大化するか。後々の伸びしろを大きくするためにも、勉強は楽しいということを経験として知ってもらいたい。

年代的特徴

個人差

この年代の特徴は個人差が大きいことです。特に四年生くらいから算数を中心に勉強が難しく感じる子が増え始めます。多くの場合、集中して取り組めば改善されることが多いですが、中にはどうしても苦手から抜け出せないこともあります。「一生懸命やってるんだけど、イマイチわかった気がしない。しっくりこない・・・。」こんなとき、どうしても努力が足りないんだと考えがちですが、しかしこれは脳の発達タイミングに由来することもあります。その場合、焦らずとも徐々に改善されていくことが多いため、「他の子と比較するのでなく、過去のその子自身と比較すること。つまり、どれほど努力したのか、改善されたのか」という評価軸で判断してあげることが大切です。もちろん、努力を否定するわけではありませんが、ここを間違えてしまうと、自己肯定感の喪失や誤った勉強観の醸成など、後々しっぺ返しをくらいます。

年代目標

学=楽

この年代を指導する上で目標としているのは、「勉強は楽しい」ということに気付いてもらうことです。これにはいくつか理由があります。まずひとつめはすでに述べた通り、小学生の間は個人差が非常に大きいこと。ふたつめは、この年代は基本的に楽しくないことには集中できないが、楽しさがわかると並々ならぬ集中力を発揮すること。みっつめは、勉強の楽しさを知ることが、その後の人生の糧になること。以上の理由から、短期的な目標を設定して他のすべてをかなぐり捨てて取り組まなければいけないことや、結果が0か1かで判断されてしまうことを指導のメインに据えることはありません。お子さんの人生が小学生時点の出来で決まることはありません。後々の伸びしろを大きくするためにも、本当の意味で「勉強は楽しいんだ」ということに気づいてもらうことを目標として指導しています。

青稲塾とならできること

論理パズル

小学生の間は、学校で習うことの予習・復習に加えて、論理パズルに取り組みます。これを解くにあたり、特別な知識は必要ありません。必要なのは、与えられたヒントを具体的に展開する力と直接に言われていなことを推し量る力のみ。したがって、思考力の養成になるとともに、特に考えることの楽しさに気付く助けになります。

他にも、指導中のコミュニケーションを通して、問題解決に向けた基本姿勢が身に付くようサポートします。たとえば、未経験で複雑な問題(初めてやる単元など)に関しては、具体的な解法の手順に意識を向けることや、問題が成長へのきっかけになるよう意識することが有効です。しかし、経験済の簡単な問題(既習事項の復習など)で有効な考え方はまた異なります。このようなアプローチは、まだまだ義務感ではなく、より本能的に動くこの年代に特に有効です。