まねぶ(学びに困ったときの対処法)
こんばんは。塾長の青木です。公立校も春休みに突入しましたね。当塾も春期講習真っ最中ですが、これが終われば進級です。春休みは新学年でよいスタートが切れるかの分水嶺でもあります。ぜひともこのタイミングで自分なりのやり方を模索し、形にしておきたいところです。さて、今日は・・・「やる気はあるけど実績がなくて、なんか不安で、自分の勉強は正しいのかぐるぐるぐるぐる考えて、勉強が手に付かない」そんなあなたのための記事を書きました。自信がある人はあまり読む必要はないかもしれませんが、まあ何かの参考にはなるかも。それではいってみましょう。
突然ですが、「学ぶ」を古文単語でなんて言うか知っていますか?
答えは「まねぶ」です。この単語、「まねする」という意味も持っています。つまり、古来「学ぶこと(何かを自分のものとして取り入れること)」は「まねすること」だったわけです。技術は教わるものではなく、まねし、盗み取るもの。信頼できるお師匠様について、雑用等でこき使われながらも最前線で一挙手一投足を観察し、真似し、自分のものとする。学ぶということは本来こういう過程を言ったわけです。
面白いことに現代最も成功した起業家の一人(残念ながら数年前にお亡くなりになりましたが・・・)も同じ主旨の発言をしています。もしかして、あなたも彼が世に送り出した製品を使っているかもしれません。Apple社を創業し、Macを生み出し、音楽ビジネスの根幹を作り変え、iPhoneをこれだけ世に普及させた。そう。スティーブ・ジョブズです。彼が、ピカソの発言を引用していった言葉が以下です。
『優れた者は、迷わず「真似る」。それが一番の近道だと知っているんだ。しかし次に、そこで終わるか終わらないかは、「盗めるか」にかかっている。やりかたを真似たら、それを自分のものにする。それが「盗む」とゆう事だ。自分のものにしてしまえば、盗んだものはさらに研磨される。それは決して、「真似て」いるだけでは起こらない現象だ。』
成功するためには、真似て、盗む。やはり、古文と似たところがありますよね。昔の人は言いました。偉い人も言いました。ならばこそ、これをまねしない手はないでしょう。…ということで、やる気はあるけど実績がなくて、なんか不安で、自分の勉強は正しいのかぐるぐるぐるぐる考えて、勉強が手に付かないそこのあなた。とりあえず、以下のようにやってみてはいかがでしょうか。
- 優秀な手本を見つける
クラス・塾の同級生、学校・塾の先生、家族などの中で、「実績を出していて、カッコいいな。こうなれたらいいな」と心から思える人はいませんか?まずはその人をお手本に決めましょう。 - 徹底的にまねる
お手本にする人に話を聞いたり、その行動を観察して、徹底的にまねしましょう。その際、自分に都合がいいところだけ真似るのはいけません。中途半端ダメ絶対。 - 自分用にアレンジ
徹底的にまねて、それが当たり前にできるようになって、初めて独自色を出していきます。もしかしたらもっと効率化できるかもしれません。もっと追い込めるかもしれません。色々と考えてみましょう。
どうでしょうか。できそうですか?自分に自信がない、このままじゃマズイと思うのであればすぐに行動しましょう。下手な自己流をダラダラ続けてもジリ貧です。時間はあらゆる人に平等ですので、自分を変えたいのであれば、すぐに行動に移しましょう。