自学の心得(より良く学ぶための覚書)

自学の心得忙しさに更新できずにいたら、いつの間にか4月も後半ですね・・・。春休みは終わり、通常授業は始まり、心機一転勉強に燃え始める人も居たりする時期です。(まあ多くの場合、長続きしませんが。笑)さて、そんなやる気なあなたが5月病になってしまう前に、効率よく学ぶための手法について何回かに渡り書いてゆくことにします。題して・・・シリーズ「自学の心得」!!現時点から目標達成までの勉強計画の作り方から、日々の勉強の進め方、さらには学んだことを忘れないための復習計画などなど、大きなことから小さなことまで解説していきます。よろしければ参考にどうぞ。

さて、突然ですが、あなたの目標は何ですか?三者三様、十人十色、人それぞれいろいろあるでしょうが、少し話をわかりやすくするために、今は仮に志望校合格を目標にして説明します。受験が成功するか失敗するかは、もちろん運や他の受験生の実力云々様々な要素から決まります。しかし、その中でも自分でコントロールでき、かつ最も重要なものは試験日の実力です。それはおおまかに言って、現在の実力にこれからの伸びしろを加えたものになります。

試験日の実力=現時点の実力+伸びしろ

そして、現時点から試験日当日までの伸びしろは、学習時間と学習能力の掛け算で決まります。学習に費やす時間が多ければ多いほど、そして一回一回の学習における効率が向上すればするほど、伸びしろは大きくなります。至極当たり前ですね。

伸びしろ=学習時間×学習能力

さらに、学習能力は段取り力(現時点から試験日までのスケジューリング能力や計画の修正力)・習熟力(やると決めたことを確実に自分の血肉とし、使える知識として昇華吸収する力)・定着力(既習事項を確実に長期間保持する力)の3つに分解することができます。

学習能力=段取り力×習熟力×定着力

したがって、試験日当日の実力を効率よく向上させたいのであれば、「なるべく多くの時間を確保し、しっかりと計画を立て、学び取ると決めたことを使える形で吸収し、それを確実に残していく」ということをそれぞれしっかりとやっていく必要があるわけです。

試験日の実力=現時点の実力+学習時間×(段取り力×習熟力×定着力)

さて、もうおわかりでしょうが、タイトルにある自学の心得とは、この段取り力・習熟力・定着力を向上させるために、特に自分一人で学習する際に参照すべき覚書みたいなものです。もちろん、これを暗記したからといって直接点につながるわけではないですが、どれも新しいことを学んでゆく上でとても大切なことです。青稲塾が「塾生に学んで欲しい。ぜひ身に付けて欲しい。」と常に心掛けていることでもあります。受験に留まらず、定期考査、資格試験などなど、新しい知識を身に付けたいときに広範囲に活用できるので、ぜひとも自由自在に使いこなせるようしっかりと身に付けて下さい。