duringとwhileの違い[青稲塾そこ知り英文法050]

050-during-vs-while祝!50記事達成!!100記事を目標として更新を続ける当シリーズも、今日でようやく折り返しを迎えました。いつもお読みいただき、ありがとうございます。残り半分も年内に全て更新できるよう気合い入れていきます。さて、今日の「そこ知り英文法」はduringとwhileの違いについてです。forとduringの違い[青稲塾そこ知り英文法047] でduringについてはある程度解説しました。forは「期間の長さ」を、duringは「出来事が起こるタイミング」を表すことは、もう大丈夫でしょうか?今日はwhileと比較しながらduringの用法をさらに掘り下げてゆこうと思います。
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問題

問題。duringかwhileを使用し、以下の英文を完成させましょう。和訳は「私は留学中に事故にあった。」です。

  • I had an accident [ ] studying abroad.

答え↓

  • I had an accident [ while ] studying abroad.

解説

forとduringの違い[青稲塾そこ知り英文法047]で説明した通り、during「出来事が起こるタイミング」を表します。品詞的には前置詞であり、後ろに置かれた名詞とセットで形容詞か副詞的な働きを行います。

  • I got injured during the match.
    その試合中に怪我をした。

対してwhileも、duringと同じく「出来事が起こるタイミング」を表すのですが、しかし違う点もあります。whileは品詞的には接続詞(従属接続詞)なのです。したがってこちらは、後ろに置かれた文(SV構造)とセットになり、文全体の中で副詞的な働きをします。

  • I got injured while I was playing football.
    サッカーをしている間に怪我をした。

そして、ここが曲者なのですが、接続詞の特徴として「主節と従属節の主語が同一で、かつ従属節内の動詞がbe動詞である」場合、主語と動詞がまとめて省略されることが多くあります。※主語が違う場合は省略不可。

  • I got injured while playing football.
    サッカーをしている間に怪我をした。
  • I got injured while he was playing football.
    彼がサッカーをしている間に私は怪我をした。

さて、こうなってしまうと形の上ではwhileの後ろに~ing形、つまり動名詞が入っているように見えてしまうんですよね。厄介なことに・・・。そのせいで「あれ?動名詞とセットになるってことはwhileは前置詞なの??」という疑問に繋がり、duringとの使い分けがわかりづらくなる一因となっているのですが、上で説明した通りwhileは接続詞です。形の上で動名詞に見えるそいつは、進行形(be ~ing)の一部でしかありません。while the gameのように名詞とセットで他の語を修飾する用法はありません。間違えないようにしましょう!ちなみに、duringは動名詞を目的語に取ることはできません。

それでは問題に戻りましょう。「私は留学中に事故にあった。」ですが、[ ]の後ろには動詞のing形が来ていますね。上で説明したように、duringには動名詞を目的語に取る用法はありませんし、和訳から考えて留学していたのも事故にあったのも両方ともIです。ということで、ここは主語とbe動詞が省略された接続詞の用法と考え、whileが入っていると考えるのが妥当です。

  • I had an accident [ ] I was studying abroad.
  • I had an accident [ while ] studying abroad.

類題

問題。duringかwhileを使用し、以下の英文を完成させましょう。

  • I had an accident [ ] my stay in London.

答え↓

  • I had an accident [ during ] my stay in London.

本日のまとめ

  • duringは前置詞
  • whileは接続詞

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