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前回の記事はこちら↓
今日の「そこ知り英文法」は「whenとifの違い」についてです。昨日の記事(現在完了と過去完了の違い )に引き続き、過去完了の使い所について説明してゆきます。(ちなみに、過去単純形はいわゆる過去形のことです)ここをしっかりと理解しないと、文脈が全く掴めなくな… whenとifの違い[青稲塾そこ知り英文法026] – 青稲塾・Each Student Infinite Possibilities |
「そこ知り英文法シリーズ」まとめ記事はこちらから↓
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問題
「飲んだら乗るな」を英訳すると正しいのは、以下のうちどちら?
- Don’t drink and drive.
- Don’t drink or drive.
「前者だ!」と自信を持って答えられた方、素晴らしい。正解です。ところで、後者はどのような意味になるか知っていますか?
今日のポイント
A and Bは「AとB」と訳すことが多いですが、数学で言うところの「かつ」に対応します。A∩Bであり、AとBとの共通部分を指すわけです。対してA or Bは数学でいうところの「または」です。A∪B。日常生活で「または」とあったら、「AとBのどちらか一方のみ」という意味で使うことが多いですが、数学的には「AとBの共通部分」も含みます。つまり、”A or B”=A+B+”A and B”ということですね。(日常生活でorを使うときは”A and B”=0になることが多い)さて、ここまでを前提として、先ほどの英文を考えてみます。
- Don’t drink and drive.
- Don’t drink or drive.
前者が否定しているのは”drink and drive”です。つまり、「同時にやること」を否定しているだけなので、飲酒・運転のそれぞれを単独でやることに関しては言及していません。あくまでも、セットを否定しているだけです。「飲んだら乗るな」に対応するのはこちらですね。対して、後者は”drink or drive”を否定しています。ということは、drinkとdriveをそれぞれ単独で行なうこと、そしてもちろん”drink and drive”を同時にやることも否定していることになります。「飲んでもダメだし、運転してもダメだ」ですね。このように、“not A and B”は部分否定に、“not A or B”は全否定になるわけです。それでは、練習問題です。以下の日本文を英訳してみましょう。「お金も時間もない」「犬も猫も好きじゃない」「英語も日本語も上手くない」
- I don’t have money or time.
- I don’t like dogs or cats.
- I can’t speak English or Japanese well.
答えはこんな感じですね。全問正解できましたか?それでは最後に、↓の英文はどのような意味か考えてみましょう。英語のことわざです。興味があれば調べてみてね。
- You can’t have your cake and eat it.
本日のまとめ
- “A and B”は「A∩B」で、“A or B”は「A∪B」
- “not A and B”は「A∩B」の否定→部分否定
- “not A or B”は「A∪B」の否定→全否定
4 thoughts on “否定文におけるandとorの違い[青稲塾そこ知り英文法027]”
You can’t eat your cake and eat it.って変じゃないですか??
どちらかのeatはhaveかと思いますが、、、
コメントありがとうございます。本当ですね・・・。ご指摘ありがとうございます!訂正致します。
お金も時間もないはI don’t have money or time. ではないでしょうか?
吉村和也さん
本サイトをご覧いただきありがとうございます。塾長の青木です。
大変失礼いたしました。ご指摘いただき大変助かりました。